


中国語の学習者はよくこのようなことに出くわすことでしょう。先生から、「ボールペンの中国語の言い方は分かりますか」と聞かれたら、「あ、分かる、分かる。圆珠笔でしょう」と。「じゃあ万年筆は」と聞かれたら、「あ、これも分かる、分かる。钢笔でしょう」と。しかし、先生から、「じゃあ、シャープペンは?マジックペンは」と聞かれたら、もう分からなくなる、という具合に。これは何を意味するかというと、その人の語彙に系統性がないということを意味するわけです。 では、語彙に系統性があるというのは一体どういうことを指しているでしょう。たとえば、ペンなら、鉛筆、ボールペン、万年筆、サインペン、筆、マジック、蛍光ペンなど、よく使うのもあまり使わないのも全部覚えていることを指していると思います。車関係なら、マイカー、バス、ワゴン車、タクシー、トラック、ダンプカー、オープンカー、救急車、消防車、パトカー、ひいては、ブルドーザー、除雪車、クレーン車までの中国語の言い方を全部覚えていなければ、語彙に系統性があるとは言えないでしょう。こうやって、系統を立てて語彙を覚えていると、あなたの語彙力はもちろんのこと、あなたの会話力もこれにより、ぐんとアップされることでしょう。
語彙に系統性をつけるというのは、もう一つの角度があります。つまり、同じ意味を表す違う言い方を全部覚えるということです。たとえば、「坐出租车」を知っていて、「打的」、「叫的」、「打个的」、「叫个的」、「叫车」、「叫辆车」をもし知らないようなら、これも語彙に系統性があるとは言えないでしょう。
もし日本在住の外国人で、「ジーパン」を知っていて、「ジーンズ」を知らなくて、「マナー」を知っていて、「エチケット」を知らなくて、「ハンマー」を知っていて、「金槌」を知らなくて、「気にする」を知っていて、「気になる」、「気にかける」、「心配する」を知らないようなら、あなたはどう思いますか。